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ダイエットモニターC様の体質診断

しっかり書いていただきたいカウンセリングシート。潜在体質といって、両親から受け継いだ体質を読み解くためのもの。

シートのご記入

「痩せる人」「痩せられない人」
「老ける人」「老けない人」
その運命を決める５つの潜在体質は「一人一人、生まれたときから体の動きに個人差がある」という東洋医学の考えに基づいて分析していきます。
体の働きとは、消化・吸収・代謝・排泄・循環・生殖などを指し、人それぞれに、得意な働き、不得意な働きがあり、すなわちそれはそれぞれに人は強い臓器、弱い臓器があるということです。
若いときにはこの「潜在体質」に気づかないことが多いのですが、年を重ねるごとに、そしてそれに積み重ねていく生活習慣が重なって、他の人とは違う体の特徴となってきます。これが悪い方向の特徴となると、「太りやすい」「老けやすい」「アレルギーなどで体調がすぐれない」という問題につながってくるのです。
いつの世も人は健康と美を手にしたいと思っており、流行り廃りが絶えまなく続く美容と健康の方法。常に「効果がある」と言われる健康法やダイエット法、健康食品やサプリメントが世を賑わすわけですが、「あの人には効くのに私には効かない」ということ、ありませんか？体質の特徴、すなわち「潜在体質」によって効果的な健康メソッドは違います。

両親から引き継いだ遺伝子に長年の生活習慣を掛け合わせてできた潜在体質を知って、あなたのダイエットと美肌、美容と健康、体質改善に近道を！自分の体質を知ることから始めてみませんか？

さらに、エステのデトックスメニューでは今や定番となった「インドエステ」。アーユルベーダーの浄化法で過剰なドーシャやアーマを身体外に排泄させるためのもの。体質別に処方されたオイルで、双子のような息ぴったりのマッサージで被術者を瞑想の世界へ導く2人4本の手で触れらるアビヤンガから始まり、体の色々な器官を洗浄したり、食べ物も断食や薬草療法などで相当な日数をかけて徹底的に行うもの。

エスティックサロンでインドの伝統医学を再現しようとすると、可能なのは、オイルマッサージ、発汗（スウェーダナ・カルマ）までが限界な場合が多く、アーユルベーダーに基づくインドエステには共感しつつも、エステサロンという形態でインドエステの一連の理論や技術を提供するのは無理があるので、ご自宅でのファスティング（断食）の指導を行ったり、ダイエット道場CharmUpでヨガやお料理教室を開催したりしているわけです。こういう私の持論もあり、「ドーシャバランス」。当サロンのデトックス系のメニューで使う、スロータスオイルを選ぶ際に行うカウンセリングです。

東洋医学の潜在体質と、アーユルベーダーのドーシャバランスの考え方をベースに生体機能の弱いところを補いながら、体のエネルギーバランスを整え、体質や特徴にあった生活習慣に改善していくのが、体質診断の目的です。

ボディ診断のカウンセリング

具体的に、C様にご記入いただいたシートを分析していきます。
C様の東洋医学の潜在体質は「腎」。
この分類に属する方は、
生殖機能の低下が怒りやすい
冷え性になりやすい
歯や骨、耳の機能が低下しやすい
骨格のゆがみとタルミが出やすい　という特徴があります。

「腎」は腎臓を指し、腎機能が低いため、水分調整がうまくいかなくなったり、腎臓のろ過機能のバランスが崩れ、カルシウムをはじめとする電解質（ミネラル）のバランスが悪くなり、その結果老化が早まり、骨や関節に痛みが現れることが多くなります。
年齢を重ね、お年寄りはこの腎傾向になりやすく、すなわち早くから「腎」タイプということは、「若くても新陳代謝が遅い、お年寄り風な体質」ということでもあります。このタイプは「老けやすい」のが特徴。

「やる気」「元気」「気が若い」そういう言葉があるように「気」は科学的に説明しにくいけれど、存在するエネルギーバランス。「腎」タイプの方はマイナス思考になりがちなことも多く、いったん落ち込むとなかなか「やる気」がでません。健康管理は楽しく気持ちを安定させてくれるような方法が良いでしょう。アロマオイルを使ってのマッサージや音楽に合わせてのダンスが向いています。

新陳代謝が低下気味な「腎」なので、無茶なダイエットをすると体重は減っても一気に老け込むことに。ダイエットを始めたら、白髪やシワが増えるというトラブルも考えられますので、「食べないダイエット」ではなく「バランスの良い食事で代謝を上げて体力もアップさせるダイエット」が理想的。

運動するなら、マイペースでできるヨガ、社交ダンス、水中ウォーキングなどがおすすめ。「腎」タイプは老廃物を排せつすることや新しい細胞を作るのが苦手なので、無理な運動をすると翌日に疲れがドッと出てさらに、なかなか疲れがとれず回復に時間がかかります。ゆったりとできる運動を長く続けるような感じがベストです。

さらにアーユルベーダーの考え方「ドーシャバランスチェック」では、ヴァータに偏ったタイプという診断結果になりました。少しカパの要素もあるのですが、C様とはお付き合いも長く、私も「典型的なヴァータ」だと判断します。オイルを香りでチョイスしてもらってもやはりヴァータのオイルを選ばれました。このドーシャは置かれている状況によっても左右されるので、今ヴァータでも、少しずつ変化していくこともあります。以前は「カパ」だと思っていたのに、今日はヴァータに寄っているなとか、ちょっと「ピッタ」が強まっているとか、感じる時もあります。ちなみに季節の変わり目には、みなさん全般、「ピッタ」が強まるといわれています。

さておき、基本ヴァータと考えられるC様。「ヴァータ」×「腎」はどのような特徴があるのでしょうか？
代謝低下が毒素を出す解毒力が足りない体質といえます。本来そんなに元気ではないので、無理をせず、自然の流れにある程度身を任せることも大事！自分の体力を無視し、他人に振り回されると疲れがどっとでて結果的に代謝低下を招きます。代謝低下は体内に潤いをなくし、乾燥につながります。過労や水分不足による老化がヴァータを強めることになりますので、適度に休息をとり水分、栄養を補給することを軽視しないことが重要です。

このことをC様にお伝えすると、「少し自分の体力と気力を過信しているかもね。仕事や主婦業でも毎日クタクタだと思っているのに、いろいろと厄介ごとを引き受けすぎてしまっているから疲れがとれないのかもね～」と。「引き受けた厄介ごとはちょっと後戻りできないから、仕事の量を減らして、100％マックスに詰め込まないように、少し余裕を持たせておく心がけが必要ね。」と話されていました。厄介ごととは、ある組織の役職だそうです。責任ある立場なので、優先順位をつけながら、無理し過ぎないように調整できたら良いですよね。

気・血・水の「血」を見ると、血虚、お血の傾向がありました。髪や肌、爪は血余といって、血液の余り、つまり臓器など生きていくために優先順位の高い器官を補充した後、それでも残ったものが髪や肌を美しくするのに回されると考えるように、血液の質が悪いと細胞分裂や細胞呼吸の促進ができなくなるため、さまざまな症状がでます。低血圧や貧血の方が多く、顔色が悪くお肌がくすみやすく、爪が割れやすくなったり、白髪・枝毛、シワ、乾燥といった美容面の影響、そして慢性化すると筋肉が痩せていきます。

そしてお血の傾向もあり、血がドロドロになって、酸性体質になり、体の電位バランスが乱れ不調を招きやすくなります。このタイプにはエステ彩では、エレクトロハンドのディープリラックスのエステメニューもおススメです。
お血が強くなるとセルライトもできやすくなり、老廃物の排せつが長く滞り、体の末端まで血液が十分にいきわたらなくなり、慢性的な冷え性になります。また子宮も冷える傾向にあり、生理時にドロッとした経血の固まりがある方もこのようなお血体質であることが多いです。

C様には毎日の入浴で血液の流れを促し、体を定期的に温める習慣を徹底してもらうことにしました。体温は現在36.3度ですが、入浴法にやエステでの施術に工夫することによって、体温の上昇も見込め、免疫力や基礎代謝がもう少しアップできる要素があるので、36.7度の平熱を目指してもらうことにしました。これで、血虚、お血も少し良い方向に向かいそうです。

ストレスチェックでは、ストレスに感じていることはまぁまぁあるのだけれど、体の不調となって現れるまではいたっていない、これからいかにストレスケアをしていくことで、自律神経のバランスを整えて体の機能を高められるかがC様にとっては大きな課題です。毎日の生活の中で「癒し」の要素を大切に、頑張り過ぎない、少し意識的に休む、「休むことも悪くない」という意識をもってもらうことに力点を置きましょう。

Cさんは女性ホルモンのバランスには特に問題がなさそうですが、現在34歳で、少しずつ女性ホルモンは少しずつ減っていくので、ときめきや美意識を高めること、わくわくする趣味などを、女性ホルモンケアとして大切にしていただければと思います。ちょうどダイエットや、美肌にも興味を持って下さったところ。エステティックの時間がストレスケアの時間となれますよう、せっかくエステ彩で過ごしていただきますお時間、お手入れだけでなく、心からホッとリラックスしてもらえますよう、それは私たちの工夫のしどころです。頑張りますね

生活習慣については次のブログで現状と改善点をアドバイスさせていただきます

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2016/01/28 コラム > ダイエット > モニターC様のダイエット