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角栓は「取る」でも「溶かす」でもなく「長期的なケアで出来ないようになる」ケアが基本!

小鼻の毛穴と角栓、頬の毛穴とお肌の硬さ。組み合わせがあるように感じますが、夏に向かって暑くなってくると、お肌の「テカリ」同時に「毛穴」が気になってお手入れにご来店される方が多いです。
今年は新型コロナ感染症予防のために、来店を控える方が多いと思いますので、早めにご紹介していきたいと思います。

サロンケア

毛穴が目立つと気になりますよね。

こんな広告がSNSの合間にでてきたら、うっかり熟読してしまう、今でもすぐにポチっとしてしまう私です。

「角栓がにゅるっと流れ出る」「出てきた角栓が手に取れる」そんな画像につい、引っかかって凝視してしまします。仮に1日目にゅるっと出てきて、1週間くらいは出てきたとしても、ずっと出てき続ければそれはおかしな話です。

角栓が取れるクレンジングを買うのではなく

角栓ができなくなるクレンジングからの日々のスキンケア、メイク選びが必要だからです。

ケア

取れた角栓!やった感ありますもんね。

でも根本、

ケア

ターンオーバーを上手く回せる

お肌に育てないと、ずっと「角栓と追いかけっこ」ですよ。
「角栓ができないように上手に垢で周期で排出できる皮膚」に育てることが大事なんですよ。

それってどれくらいかかるの?と考えると途方もないから

ケア

こういうブログやSNSで紹介されてる記事に目が行って

つい、買ってしまう、「じわ~っと」温感で肌の上で温かくなって、角栓が溶けて、取れるみたいな演出に、酔ってるだけですよ!!

「角栓」が持っていかれれるくらいならいいですけどね、本来なくなって欲しいと思っているので、「また取らなきゃ」な局面が来たとしても、一時的でもなくなってるから「角栓」に関しては100歩ゆずって良し!としても、そういうクレンジング剤は「あなたの「大切な『角質』を奪って削り取って、そのまま○年、○10年となって、古い角質は排出できないくせに、新しくキレイな角質を再生できない「ターンオーバー」が下手くそな美肌音痴なお肌になっちゃいますよ。

①「お肌の潤いやツヤの表面的な美しさ」は角質、②「ハリや血色」は腸がつくっています。
②のお話は別の機会に。今回は①のお話です。

化粧品は大きく分けて2種類

スキンケア化粧品とメイクアップ化粧品

スキンケア化粧品

クレンジング、メイク落とし、泡洗顔、ウォッシュ、化粧水(ローション)、美容液(セラム)、乳液(エマルジョン)、クリーム、アイクリーム、UV(ちょっとUVは化粧下地と一体化したものもあるので、どちらにも属すると思います)

メイクアップ化粧品

BBクリーム、化粧下地、ファンデーション、チーク、口紅(リップ)、アイシャドウ、マスカラ、アイブロー(眉墨(☚古い?))

毛穴の話は両方の化粧品(スキンケア&メイクアップ)と関わる問題です。良くある会話で、ファンデーションを買いに行くときに「この化粧品は毛穴をカバーできますか?」「この化粧品は毛穴が目立たないですか?」ファンデーションに期待したいところですが、毛穴を埋める毛穴につめる化粧品であれば、またクレンジングをしっかりやらなきゃいけない、クレンジング剤も優れものを使わないとお肌をダメにしてしまうんです。

クレンジングとファンデーションメイクは大きく関わります。お顔の土台であるお肌をキレイに見せるために使うファンデーションですが、その前の段階の下地やUVが粒子と密着が優れすぎてて(☚お肌を美しく見せるには、粒子は最小で密着もすごい方がそりゃキレイに見える)、でもファンデーションを開発している人はクレンジングを作っているわけではなく‥‥、その密着感・微粒子のメイク(ファンデ)はお肌に優しいクレンジングでは落ちませんよ!ってほど、汗に強い、水に強い、日差しに強いって謳ってたりする。「メイクアップ化粧品」を「作る人」、「販売する人」としてはOK!そう、責任とお客さまの期待に応えています。しかも安かったりすると、お客さまは嬉しいですよね。キレイな女優さんをポスターにして、イメージで売る!

私自身をこのカテゴリーで役割を分類すると、私は主に「スキンケア化粧品」を販売する人です。たまーに商品開発に携わったりもしますが、主に「スキンケア化粧品」の人で、お肌のお手入れと大命題をあたえられたら「スキンケア」を9割語ります。1割くらいは美意識、トレンド、メイクアップの技術について話せるでしょう。

なので、スキンケアを先に考えたメイクアップを行うので、私自身はスキンケアの延長線上にあるメイクアップ化粧品を選びます。そうなると、けっこう「落としやすいファンデ」「落ちやすいメイク」「毛穴を埋めない化粧品」に行きついてしまいます。

このブログの前提となることなので、ちょっとそこだけ理解しておいて欲しいのです。

「毛穴を埋めて目立たなくするファンデ」を使っている方は「毛穴が目立つ」からそういうファンデを好まれる傾向があります。でもそのファンデはかなり密着度が高く、簡単には落ちませんので、まぁ強い洗顔料を知らず知らずのうちに使っている方が多いです。だいたい口をそろえて言うのは「だって良く落ちるんだもん」と。

角栓ポロポロ

20代の頃はずっとこんな感じのオイルクレンジングをジプシーしてた(笑)

良く落ちるクレンジングの定番は「クレンジングオイル」。「オイルじゃなくってジェルなので大丈夫です!」とおっしゃる方も。「敏感肌なのでクレンジングミルクです」という場合も。敏感肌だったら毛穴を埋めるのやめようか、と言いたくなりますが、クレンジングの形状が「●●なので大丈夫です。と」言います。オイルだから悪くって、ジェルだから良くって、ミルクだから敏感肌でもOKってことではなく、どうやってメイクを浮かせて落としているか、その洗浄理論と材料が問題なんです。最近では「バームだからお肌に良いです!」って、とても多い返しですけどね、バームって…結局オイルですからね。バターと一緒、融点があって、温度によって溶ければ油、オイルですよ。クレンジングオイルは乳化力が強いので、さっぱりと油性汚れ(ファンデーション・口紅)を浮かせて水に流せる形状にできるので、お肌に負担が大きくなりがちなのですが、たぶん探せば、良質のクレンジングオイルだって存在するでしょう。でも、相当値段は高いはずですよ。

角栓

「溶け出る」なんて言われた日にゃぁ‥この値段だと買っちゃいますかね…

まさか、毎日使ってる「メイク落とし」「洗顔」の工程がお肌をダメにしているってなかなか気づかない方が多いです。なぜかと言うと、洗った後に、大人の女性はすぐに化粧水などを塗っちゃうからです、とりあえずタオルでふきっぱなしという方はあんまりいないですよね。メイク落としてとりあえず拭いて、そのまま寝る…だったら、その後に起きる乾燥というお肌の状態が、「クレンジング剤」か「メイクそのもの」に起因するってすぐに気づけるんですけど、メイクアップをする女性なら、落として化粧水やクリーム、オールインゲルなどでとりあえず何か塗っちゃいますから、その塗ってる化粧品が年齢に合ってない、お肌に合わなくなった、足りてないと考える方が自然ですよね。

だって「クレンジング(メイク落としや泡洗顔)料は洗い流しているんだから、もう落ちてるし、肌のコンディションとは関係ない!」そう思いがちです。そう普通なら思います。

でもちょっと考えてみて下さい。食器の油汚れを食器洗い洗剤で洗って落とすときに、素手で洗ったらそこそこ手荒れしますよね?あれ?変じゃないですか?食器洗い洗剤の泡、洗い流してません??

すぐハンドクリーム塗る習慣のあるあなたはとても美意識が高いです。そうするとお顔と同じ手のお手入れになってますね(笑)

そういうことです。実は洗うものもお肌のコンディションを大きく変えているのです。40代の方ならメイクを初めて20年くらい蓄積した習慣なので、だいぶお肌の大事なものを失ってしまってます。それはお肌の角質・キメ。古い角質は取り除く必要もあるのですが、削りすぎてキメまで摩耗しているお肌の持ち主が多いこと。

3桁の○○○円で販売されているメイク落とし(クレンジング)だと材料費の問題から、植物性の界面活性剤を用いることもできないので、石油系界面活性剤が使われていますし、間違っても「角質を上手に育てる化粧品」はありません。

「ガスール」、「温感」、「ジェル」がお肌に良さそうで「毛穴洗浄」ってパーフェクトって思うんでしょうね。

全然お肌に優しくないですよ。すごい今どき「ガスール」なんですね。でもどの程度の「ガスール」なんだろう‥とか思わないんですかね。ホンモノだったらクレイセラピスト並に使いこむのに技術が…気持ち程度入ってるのなら、特に「ガスール」の作用としては良くも悪くも影響しないでしょうけどね。しかし、昔ガスールが流行った時、何種類か試しましたが、ミネラル分なのか、脱脂力とかゆみが強くて…という記憶がよみがえりました。また流行ってるんですね。

クレンジングとう「洗う」という工程でもお肌を守るだけでなく育てるケアをした方は、角質層のレンガがキレイにならび、お肌が分厚いスポンジ状でたくさんの水分を保てるから、毛穴も目立たないだけでなく、化粧ノリ、化粧持ちもとてもいいのです。

お肌の角質を削り取るクレンジング剤をずっと使ってきて、お肌のキメがなくなるとまず、ファンデーションものりにくいので、密着させるために下地でしっかり接着材を付けてそこにべたーっとファンデを厚塗りするしかなく、それでもお肌のキメがないということは水分を保つスポンジがカピカピ、つまり、朝メイクしても、お昼頃には乾燥が始まり、残るのはファンデ、出てくる皮脂で、メイクはドロドロ、それが化粧崩れです。

なので、良いクレンジングに変えてお肌のキメを育てつつ、軽いファンデ、毛穴を埋めないメイクアップコスメを使うと、お肌は1年くらいかけて変わってくるでしょう。「1年?」って思いますけど、私も5年くらいかかりました。美意識の問題かもしれませんが、丸一日、「化粧直し」しないです、朝6:30にメイクして、接客が遅くまでだと23:00くらいまで。それでも、崩れが気になる、テカる、というのはないですね。でも本当に習慣だと思います。そして、やっぱり10年、20年で失ったお肌のキメを復活させて水分を保てるお肌になるための「角質を育てる」というケアにはとても時間がかかります。

ですが、

この経験から、角質は半日単位で作られていると実感するので、「良い角質」が「継続的に」、「間違いなくずっと」作り続けられるお肌になるのは、そう遠くないんじゃないかなと思います。

 

 

決して自分たちのせいではないです。ピーリングでちょっとしたハプニングから、角質を見事に失ってしまったわたしたち。私は顔全体、宮内はあごを中心に。

毎日、朝晩の洗顔の時に、半日分の角質を確認して、どの洗浄力で顔を洗うか、そして、この角質のないひりひりの顔に何を塗って角質を育てるか、肌バリアを作るか、1ヶ月くらいでシミになったりすることもなく回復しました。

こんな経験はもう二度といやですが、この時に「角質は半日単位で育っている」と実感しました。

今、ずっとメイク落とし(クレンジング)の話をしましたが、泡洗顔も然りです。

メイクOFFクレンジングの後はもこもこ泡で洗顔

境野米子著 「安心できる化粧品選び」より一部抜粋

まず、合成界面活性剤には、それ自体には刺激性がなくても、さまざまな物質を皮膚に浸透しやすくさせていまう働きがあることが報告されている。
⇒お肌にバリア機能があるので、理屈としてはお肌に合成界面活性剤は入らないのですが、上記の通りやっぱりお肌に入りこんで、悪さをしてしまうのです。刺激性がないので、気づかないだけです。

有名商品でもびっくりする「悪意に満ちた化粧品」ありますよ

弱酸性だからいいという訳ではなく、バリア機能を壊す成分が入っている○○○ォッシュ、普通の化粧品に消炎剤を入れただけで敏感肌用としている化粧品もあります(無○○○)。消炎剤には、アレルギー報告のある成分も平気で入れてある。

CM良く聞く泡洗顔で〇〇〇円、スーパー、ドラッグストアで安売りになる、コンビニで買える「洗顔フォーム」についての記述が私の昔の肌で起こっていて、「あぁ、だから、角栓が浮いて見えるのに、膜を張ったようになって、洗い流せてないどころか、洗顔後、強く強く押し出さないと角栓が取れなかったわけかぁ…」と思う一節がありましたので、ご紹介☟

某洗顔フォーム○○は、「皮脂を洗い落とす力が非常に強いが、洗い落し過ぎると病的な乾燥肌など、様々な障害が報告されるため、その過剰な脱脂力を隠すために、合成ポリマーで粘性を出し、肌をつるつるに感じさせる。皮膜にシリコンが残るため、つるつるに感じる。
グリセリンやDPG、PEGを多く入れればべたべたになるので、界面活性剤と一緒に水で洗い流せば、潤いと感じる質感でしっとり感が演出できますが、同時に界面活性剤も皮膚の上に残る。」

○○を使っていた20代の頃、こんな毛穴でした。

良い化粧品を使い始めて、だんだん小さくなって

私が毛穴が気になるのは、寝不足の時の頬のたるみ毛穴くらいです。

○○の洗顔フォームとか、プチプラのクレンジングオイル・ジェル・バームなどこういう化粧品を使って日々を過ごしていませんか?そうすると当然、毛穴、毛穴のつまり、気になりますよね。

そして時々「大掃除」したくなります。お掃除といっしょで、時々のレベルで「大掃除」はやった方が良いです。やり方のあります。ですが、こまめなお掃除、お手入れが前提なんです。

古い角質って、その時々で取れるべき汚れ、残す角質があって、一気に取るとかそういうものじゃないんですね。まずは毛穴を埋めるファンデ、メイクはやっぱり強い洗浄剤じゃないと落ちませんし、洗浄力の弱いクレンジングで落とせば、落としきれずにお肌に残って、黒い酸化物質になって、やっぱり毛穴が汚れてる…という状態になります。

日々のファンデを見直して、そして洗うもの(メイク落とし&洗顔フォーム)を見直して毎日のクレンジングでお肌を育てながら洗うことが大事なんです。「美は一日にして成らず」その通りで、お肌の艶はバリア機能の高さ、どれだけ保水できるかによります。ですから、スキンケアで一番大事なことは、角質を上手にコントロールして、守り育てる、その第一歩がクレンジングなのです。

たびたび登場の母

昔はやっぱり、角栓がすごくて、ファンデーションで確かに毛穴を埋めていました。クレンジングも泡洗顔も選び方が雑でした。それが近年、「SPF24くらいの日焼け止めとルース」で「クレンジング・泡洗顔」をきちんとしたものを使うようになると、角栓ができにくくなりました。本当は、角栓は「オイリー肌という肌質のせい」と思っていたので、オイリー肌の母が角栓ができなくなったことには驚きでした。お肌がふわふわに柔らかくなり、透明感で色白になり、美肌になりました。御年67歳。お肌作りは57歳からなので、「何歳からでも遅くない」といえます。

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